屋根塗装の必要性や注意点について解説

屋根塗装で得られる効果についてご存じでしょうか。
屋根塗装の効果と費用について解説しますので参考にしてください。

屋根塗装はなぜ必要なのか？

屋根塗装はなぜ必要なのでしょうか。
長期間メンテナンスをせずに屋根を放置するとどうなるでしょう。劣化が進行して雨漏りが発生するかもしれません。屋根から侵入した水が柱や土台を腐らせ、最悪の場合、家が倒れてしまうかもしれません。
最悪のケースに至らないまでも、屋根が役割を果たして雨風から建物を守っていくために屋根塗装が必要なのです。

屋根塗装の効果について

屋根塗装は見た目をきれいにするだけではありません。屋根材が役割を果たすために屋根塗装が効果を発揮します。その効果について紹介します。

サビ発生の防止

屋根塗装はサビの発生を防ぐ効果があります。
金属製の屋根材の場合、表面の塗膜が劣化するとサビが発生する可能性が高くなります。
屋根塗装によって屋根材を雨などの水分から守り、サビの発生を防ぐ効果が得られます。

防水性を高める

屋根塗装は防水性を高める効果があります。
スレート屋根と呼ばれる屋根に使われている屋根材の主な成分はセメントであるため、素材そのものに防水性はありません。表面に塗装をすることで防水性を持たせています。経年劣化により表面の塗膜が剥がれると防水性が低下すると雨漏りが発生する可能性があります。屋根塗装をすることで防水性を高めることができます。

カビ、苔対策

屋根塗装はカビ、苔対策に効果を発揮します。
防水性が低下した屋根材が水分を含むとカビや苔が発生します。屋根塗装をして防水性を高めることでカビや苔の発生を防ぐ効果があります。塗料には防カビ材が含まれているものがあるため屋根塗装をすることが、そもそもカビ、苔の対策になります。

遮熱効果を高める

屋根塗装をすることによる追加の効果になりますが、遮熱塗料を使うことで建物の遮熱性能を高める効果を得られます。遮熱塗料は、太陽の光を反射する機能があり、屋根塗装に使用した場合、最大で15℃～20℃屋根表面の温度を下げる効果があります。建物の断熱性能により効果に差は出ますが、室内の温度をおよそ1℃～3℃下げることができます。

屋根塗装の費用について

屋根塗装には以下の塗料が使われることが一般的です。

•  フッソ塗料
•  シリコン塗料
•  ウレタン塗料

フッソ塗料が耐用年数が最も長く、シリコン塗料、ウレタン塗料の順で短くなります。
耐用年数が長い塗料を使うと、当然塗装費用は高くなります。

屋根塗装で注意すること

屋根塗装を検討するときに注意する点があります。

外壁塗装を合わせて検討する

屋根塗装を検討するときは、外壁塗装を合わせて検討するようにしてください。
理由は以下の2つです。

屋根の劣化と同様に外壁の劣化も進行している

屋根材が劣化しているのであれば、外壁材も同じように劣化していると考えてください。
屋根材と同じように外壁材の劣化が進行すると雨漏りの発生や柱などの構造部に影響を与える可能性があります。屋根塗装を検討するときは外壁塗装を合わせて検討しましょう。

同時に行うことで費用を抑えることができる

外壁塗装を同時に行うことで別々に塗装をする場合に比べて費用を抑えることができます。
屋根塗装、外壁塗装ではどちらも工事を行うために足場を組む必要があります。同時に塗装工事を行うことで足場工事を1回にできるので、その分費用を抑えることができます。

複数業者に見積りを依頼する

屋根塗装を検討するときは、複数の専門業者に見積りを依頼するようにしましょう。
複数業者に依頼することで、工事内容や金額が適正か知ることができます。無駄な費用を掛けないようにするためにも複数業者から見積りをとるようにしてください。