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アレスダイナミックトップとはどんな塗料?特徴を解説

アレスダイナミックトップは関西ペイントが販売する外壁塗料です。独自の技術を採用しており、雨の日でも塗料が可能、耐用年数が長い、環境にやさしいなどの特長があります。

本記事ではアレスダイナミックトップの特徴について解説します。また、メリット・デメリットもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

アレスダイナミックトップとは

アレスダイナミックトップ

アレスダイナミックトップとは、外壁用の塗料です。大手メーカー「関西ペイント」が2016年から製造販売しています。

一般的な塗料は雨の日に外壁の塗装が行いにくいのですが、アレスダイナミックトップは独自の技術により雨の日(高多湿な状況)でも塗装が可能です。

また、アレスダイナミックトップはラジカル制御技術を採用しており、塗膜劣化の発生を抑えます。

このほかにも、アレスダイナミックトップは耐用年数の長さ、環境や人体に影響が少ないなどがあります。

アレスダイナミックトップの特徴

ここからはアレスダイナミックトップの特徴について詳しく解説します。

  • ・雨の日でも外壁塗装できる
  • ・耐用年数が長い
  • ・環境や人体にやさしい

雨の日でも外壁塗装できる

アレスダイナミックトップは雨の日に施工が行える塗料です。一般的に、雨の日には塗装を行いません。なぜなら、湿気で塗料の配合が薄れてしまい、ひび割れしたり浮いてきたりするからです。

アレスダイナミックトップは独自の技術により高い付着力を発揮するため、雨の日でも塗装ができるのです。

ただし、雨の日の塗装は施工業者によって判断されるため、場合によっては塗装しないケースも。塗料に雨が直接あたると流されてしまう場合があります。あらかじめ施工業者に確認しましょう。

耐用年数が長い

アレスダイナミックトップは耐用年数が高い点も特徴です。外壁は紫外線によるダメージを受け続けるため、少しずつ劣化していきます。

アレスダイナミックトップは紫外線による劣化を抑える高耐候性であるため、耐用年数が長い塗料とされています。

外壁塗料は大きく分けてウレタン、シリコン、ラジカル、フッ素の4種類。耐候性が低いのはウレタンで、高いのはフッ素です。

アレスダイナミックトップはシリコン系ですが、フッ素の塗料に匹敵する特徴をもつため、耐用年数が長いとされています。

※それぞれの塗料のグレードによって耐候性が変わる場合があります。

環境や人体にやさしい

アレスダイナミックトップは水性塗料なので、環境や人体にやさしい塗料です。

そもそも塗料は、塗料自体をそのまま使えません。塗料は溶剤(専用のシンナー)と混ぜ合わせ薄めて使用するため、環境や人体に影響があります。

施工時に周囲にシンナー臭が拡散され、作業者や近隣の人の目や鼻に刺激を与えるなどの影響があるのです。中には、吐き気や頭痛などの体調不良を生じる人もいます。

その点アレスダイナミックトップは水性塗料なので、溶剤(専用のシンナー)を使わず、水で薄めて使います。

したがって、アレスダイナミックトップは刺激の強いシンナー臭を発生せず環境や人体にやさしい塗料なのです。

ラジカル制御型塗料について

アレスダイナミックトップはラジカル制御型塗料です。ラジカルを制御するため、さまざまなメリットがあります。

そもそもラジカル制御型塗料の「ラジカル」とは、塗料に含まれる主成分のひとつ「酸化チタン」に紫外線が当たることで発生する物質です。ラジカルが発生すると、塗膜を破壊し劣化を促進させます。

アレスダイナミックトップはラジカル制御型塗料として、4つの技術を採用しています。

  • ・高性能シリコンレジン
  • ・UVトラップ
  • ・ラジカルバリヤコート
  • ・HALSラジカルキャッチャー

アレスダイナミックトップはラジカルの発生を抑制するため、高性能シリコンレジンで紫外線劣化を阻止したり、仮に高性能シリコンレジンを紫外線がすり抜けてもUVトラップで無害化したりします。

また、アレスダイナミックトップは、ラジカルバリヤコートでラジカルの発生を抑制したり、HALSラジカルキャッチャーでラジカルを全て無害化したりもします。

アレスダイナミックトップのメリット

アレスダイナミックトップのメリットは以下の3つです。

  • ・カビや藻が付着しにくい
  • ・ほかの塗料と比べてコスパが良い
  • ・チョーキング現象の発生を抑えられる

カビや藻が付着しにくい

アレスダイナミックトップは、カビや藻が付着しにくい塗料です。防カビ剤や防藻剤が配合されているため、超低汚染の塗料といえます。

外壁の場所によっては日陰になりやすい箇所があるため、カビや藻が付着しにくいのは大きなメリットです。

ほかの塗料と比べてコスパが良い

アレスダイナミックトップは耐用年数が長いとお伝えしました。耐用年数が長いとトータルコストの低減につながるため、コスパの良い塗料です。

たとえば、30年のスパンで考えると、耐用年数が10年の塗料と15年の塗料では1回分の塗装費を節約できます。

チョーキング現象の発生を抑えられる

アレスダイナミックトップはラジカル制御塗料なので、チョーキング現象の発生を抑えられます。

チョーキング現象は酸化チタンから発生するラジカルによって生じます。アレスダイナミックトップはラジカルを抑制する塗料なので、チョーキング現象の発生を抑えられるのです。

※チョーキングとは塗料が雨や紫外線により白い粉(顔料)となって現れてしまうもの

アレスダイナミックトップのデメリット

アレスダイナミックトップのデメリットは以下の3つです。

  • ・実績が少ない
  • ・艶(つや)なしは雨の日に使えない
  • ・下塗りの塗料によっては効果が発揮されない

実績が少ない

アレスダイナミックトップは2016年から販売されている塗料です。したがって、耐用年数を超えた実績がないのが事実です。

艶(つや)なしは雨の日に使えない

アレスダイナミックトップは艶ありと艶なしの2種類があります。雨の日でも塗装できるのは艶ありしかないため、艶なしを選んだ際は施工時間が艶ありよりもかかります。

下塗りの塗料によっては効果が発揮されない

外壁の塗料は下塗りと中塗り、上塗りの3工程です。3工程の塗料はそれぞれ別の塗料を使用します。

下塗り塗料の種類によっては、アレスダイナミックトップの効果が発揮されない点もデメリットです。

ただし、アレスダイナミックトップの下塗りには、推奨された塗料を使うと効果を最大限に引き出せます。アレスダイナミックトップの効果を引き出すためにも、下塗り塗料選びが重要です。

まとめ

本記事ではアレスダイナミックトップについて解説しました。

アレスダイナミックトップは、独自の技術により耐候性が高かったり環境や人体にやさしかったりする点が、大きな特徴です。また、耐用年数が長いためコスパの良い塗料でもあります。

一方、「実績が少ない」「艶(つや)なしは雨の日に使えない」「下塗りの塗料によっては効果が発揮されない」点がデメリットです。

メリット・デメリットを把握し、自宅にあった塗料を選びましょう。

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