雨漏りがある場合の外壁塗装はどうする？先に修理すべき理由

外壁塗装を検討する中で、すでに「雨漏りが発生している」というケースも珍しくありません。このとき「まず外壁を塗り替えれば大丈夫」と考えてしまうと、大きなトラブルに発展することがあります。雨漏りがある状態で塗装だけを行っても、根本的な解決にはならず、施工後すぐに不具合が再発する恐れがあるのです。

この記事では、雨漏りと外壁塗装の関係性や、先に雨漏りを修理すべき理由、そして名古屋市・一宮市の気候が建物に与える影響まで詳しく解説します。後悔しないメンテナンスのために、ぜひ最後までお読みください。

雨漏りと外壁塗装の関係とは？

外壁塗装の本来の役割を知る

外壁塗装の目的は、美観を保つだけではありません。もっとも重要な役割は「防水機能の維持・強化」です。外壁の表面に塗膜を形成することで、雨や湿気から建物を守る役割を果たします。しかし、この防水層が劣化し、建物内部に水が侵入してしまった状態が「雨漏り」です。

雨漏りの原因は複雑で見えにくい

外壁や屋根のひび割れ、コーキングの劣化、サッシ周りの隙間など、雨漏りの原因はさまざまで、外からは確認しにくいケースも多くあります。塗装はあくまで「表面の保護」。内部まで浸透してしまった水の影響を止めることはできません。雨漏りがある状態で塗装をしても、水分を閉じ込めてしまい、塗膜の剥がれや膨れを引き起こす原因になります。

雨漏りを放置したまま外壁塗装をするとどうなる？

塗装の効果が著しく低下する

外壁の下地が湿っていたり、水分を含んでいたりすると、塗料がしっかり密着せず、施工後わずか数ヶ月で塗膜が剥がれたり膨れたりすることがあります。これは施工不良ではなく、そもそも塗装を行うべきタイミングを誤ったことによるものです。

見えない内部が腐食していくリスク

雨漏りが進行すると、構造材や断熱材など、壁の内側にある部材にまで水が浸透します。そこにカビが生えたり、木材が腐ったりすることで、建物全体の耐久性が低下します。最悪の場合、大規模な修繕が必要になり、費用も数倍に膨れ上がってしまいます。

保証の対象外になることも

塗装業者の多くは、工事前に雨漏りがあることを把握した場合、それが未補修のままだと施工後のトラブルについて保証対象外とすることがあります。せっかくお金をかけた塗装工事が、無駄になってしまう可能性もあるのです。

雨漏りがある場合は先に何をすべきか？

原因の特定が最優先

まずは雨漏りの原因を正確に突き止める必要があります。目に見える外壁のひび割れや剥がれだけでなく、屋根やサッシ周辺、ベランダなど、複数の部位が関係していることもあります。信頼できる専門業者に調査を依頼し、散水調査やサーモグラフィー調査などで徹底的に調べてもらうことが大切です。

適切な補修工事を行う

原因が判明したら、その箇所に応じて適切な補修工事を行いましょう。クラック補修、シーリングの打ち替え、下地材の交換、防水処理など、必要な処置は住宅ごとに異なります。部分的な応急処置ではなく、再発防止まで視野に入れた本格的な対策が求められます。

補修完了後に外壁塗装をスタート

雨漏りの修理が完了し、建物全体が乾燥してから外壁塗装を行うのが理想です。乾いた下地に塗装することで、塗料の性能が最大限発揮され、耐久性も格段に向上します。この正しい順序を守ることが、外壁塗装の成功のカギです。

名古屋・一宮地域で気をつけたい気候と雨漏りリスク

激しい気温差と局地的な豪雨

名古屋市や一宮市は、夏は猛暑、冬は厳しい寒さという気温差が激しいエリアです。また、近年はゲリラ豪雨や台風の影響で、瞬間的に大量の雨が降ることも多くなっています。こうした気候条件は、建物の膨張・収縮を引き起こし、外壁や屋根に負荷をかけるため、ひび割れやシーリングの劣化が進みやすいのです。

築年数が経過した住宅は特に注意

築20〜30年以上の住宅では、外壁材の防水性能が著しく低下しており、雨水の侵入を許しやすい状態にあります。特に1990年代以前の建物では、使用されている建材や工法の違いにより、現在の住宅よりも劣化が早く進行する傾向があります。定期的な点検を行い、早期に問題を発見することが重要です。

信頼できる業者選びが雨漏り対策の第一歩

雨漏り診断から補修まで一貫対応できる業者が安心

外壁塗装業者の中には、見た目を整えることだけに注力し、雨漏りの原因調査や補修については対応できない場合もあります。雨漏りの診断から補修、その後の塗装まで一括して対応できる業者であれば、情報の共有ミスや手戻りもなく、安心して任せることができます。

地域密着・自社施工の業者に注目

名古屋市や一宮市の気候や建物の傾向を熟知している業者であれば、適切な診断と施工が可能です。さらに、自社施工の会社であれば、中間マージンが発生せず、施工品質にも一貫性があります。リョーケンのような地域密着型・完全自社施工の業者を選ぶことで、費用と品質のバランスに優れた対応が受けられます。

まとめ

雨漏りが発生している状態での外壁塗装は、根本的な解決にはなりません。むしろ施工不良の原因となり、結果的にコストや手間が増えてしまうリスクがあります。だからこそ、まずは雨漏りの原因を突き止め、しっかりと補修したうえで塗装に取りかかることが大切です。

名古屋市・一宮市で外壁塗装や雨漏りにお困りの方は、まず信頼できる専門業者に相談してみましょう。リョーケンでは、雨漏り診断から補修、塗装工事までワンストップで対応可能です。住まいの安心と美しさを取り戻すために、ぜひお気軽にご相談ください。